パラオ生活8年の後、伊豆へ移住したダイビングインストラクターのブログです

海外で働くとは… パラオを支えてくれている人たち

こんにちは!

最近のパラオは風が落ち着き水面が鏡の様につるつるになる“べた凪”の日が続いていました^^

それだけで心が穏やかになって幸せな気持ちになれます♪

コロナ禍でも気持ちが落ち込まずになんとかやってこれたのはパラオの海がいつも傍にあったからかもしれません。自然の力というのはすごいですね!

まさにべた凪!

さて、題名の“パラオを支えてくれている人”についてですが、みなさん誰だと思いますか?

もちろん潜りに、遊びに来てくださるお客様が一番です。

が、私たちにとって欠かせない大事な存在がいます。

それはフィリピン人スタッフです。

パラオのダイビングショップは日系、欧米系色々とありますがそこではタンクチャージャーやメカニック、ダイブガイド、ドライバー等をこなしてくれるフィリピン人スタッフが働いていることが多いです。バングラデシュ人スタッフの場合もあります。

クルコンでは日本人・パラオ人以外は全員フィリピン人でグループ全体ではフィリピン人スタッフは10名と一番多いです。(ちなみに日本人は7名、パラオ人は2名)

うちにいるスタッフたちの仕事はボートオペレーター、ダイブガイド、タンクチャージ、送迎時のドライバー、タンクの積み下ろし、ショップの修繕等色々なことをしてもらっています。

台風養生でボートを上げたりテントを外したり、船底掃除をしたり、桟橋を修繕したり、人数が必用な作業の時はとても助かります。彼らは器用でだいたいなんでもできる人が多いので頼りになるのです。

クルコンにある棚・テーブル・更衣室等はほとんど全てフィリピン人たちの手作りです!

そしてフィリピン人はみんなベースが明るい性格なので賑やかです(笑)

パラオには出稼ぎに来ている人がたくさんいますがその中でもフィリピン人が断トツで多いです。

なのでパラオではダイビングショップだけでなくレストラン、ホテル、ほぼ全ての業種でフィリピン人は働いていて大切な労働力なんです。

パラオに来たことがある方ならわかると思いますがレストランのウェイトレスさんはほぼフィリピン人ですよね!

彼らがいなかったらパラオのお店は回っていかないでしょう(;^ω^)

パラオにとっても大事な存在であるはずの彼らですが、最近パラオではパラオ人以外が働きにくいような政策がでてきています。

なのでやむを得ず国に帰らざるを得ない人が増えているようです。残念でなりません。涙

その政策の影響でうちのフィリピン人スタッフの一人レネさんも今月退職し、家族でフィリピンへ帰国することになりました。

レネさんは最年長だったにもかかわらず一番働き者で、いつも優しくてフィリピン人スタッフの中でお父さんのような存在でした。クルコンで働いていたのは8年ほどでしたがパラオには15年ほどいたそうです。

なので辞めなければいけなかったのはとても辛かったようで送別会の時は涙していました。。

最後まで勤め上げてくれてありがとうレネさん。

今いるスタッフとレネさん(中央)

コロナ禍が終わり観光業をまたスタートさせていくにあたってパラオとしてもたくさんの労働力がまた必要になってくるはずなのでもう少し全外国人が働きやすい、住みやすい国になってほしいと願います。。

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