パラオ生活8年の後、伊豆へ移住したダイビングインストラクターのブログです

パラオにウミテングが帰ってきた

こんにちは!

最近クルコン桟橋で潜ったのですが珍しい生き物を発見しました!

それは

ウミテング

海に天狗??

と思いますよね(^◇^;)今日はそんな面白いネーミングのお魚のお話です。

ウミテングってどんな生き物?

名前が独特すぎて想像つかないと思うのでまずは写真を。

これがウミテング

別のアングルでも

上から見た図

写真で見てもなんじゃこりゃ?!なフォルムです(^◇^;)でもこの子、歴とした魚なのです!

天狗みたいに長い鼻があるように見えますが実はこれ、口が尖っています。

そして蝶のように広げている鰭は胸鰭。図鑑を見ていると胸鰭はもっと綺麗なはずなんですが、この子は少しボロボロになっていますね…他の魚にやられたのかも(゚ω゚)

体長は5cmほどの小型の魚ですが体は堅い骨板で覆われているのでそれで自己防衛しています。でも大きな魚の餌食になってしまう可能性はなきにしもあらず。。桟橋下もカスミアジ等の肉食魚もウロウロしているので食べられちゃわないか心配です(^_^;)

ウミテングについて

ではウミテングについてご説明を。

トゲウオ目ーウミテング科ーウミテング属ーウミテング

ウミテング科の魚は2属5種が確認されていて和名がついているのはそのうちの3種だけ。テングノオトシゴ、ヤリテングなんて名前の魚がいます。

この科の魚は名前が独特ですね。ちなみにタツノオトシゴの仲間です。口が尖っているあたり、体が骨板で覆われているあたりがなんとなく似ているような気がしますね^_^

ちなみにウミテングの英名はlittle dragon fish,sea moth等・・

mothって『蛾』のことなんですが、胸鰭を広げている姿が蛾に似ているからだとか…

蛾って!!(^^;;

余談ですがモスラの名前もこのmothからきているそうですよ(*゚▽゚*)

どこで見れるのかというと

彼らが好むのは砂泥地。そして基本的にじっとしています。

今回私が発見したのはクルコンの桟橋下の砂地。水深-2mのところでした。

スススススーっと小刻みに胸鰭を動かしながら砂地を這うように移動していたので気がつきましたが動いていなかったら気付けなかったかも?と思います。。

後日見に行ったら発見した場所の近くでじっとしていました。行動範囲も広くないようです。

久しぶりに出たらしいので

今回私はパラオに来て初めて見たのですが7年前くらいは桟橋やガルメアウス島でちょくちょこ見られていたそうです。

しばらく姿を見せなかったようですがまた現れてくれて嬉しいです(^^)

生息環境が変わると見れる魚も変わるのでガルメアウスにもいたりするかもしれないですね!

オオウミウマもいますよ

ちなみに桟橋下には去年からずっとオオウミウマがいます。

この魚もタツノオトシゴの仲間なので、近い種同士引き寄せ合うものがあるのかな?なんて思ってしまいます。

オオウミウマ、タツノオトシゴそっくり!

魚っておもしろいですね〜(^^)

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