パラオ生活8年の後、伊豆へ移住したダイビングインストラクターのブログです

サンゴの産卵?

こんにちは〜!

先月の満月の日にサンゴの産卵が見れるかもと唐突に思いたち、ボス・りこちゃんと共にセントカーディナルという内湾ポイントへナイトダイブしに行ってきました!

パラオはサンゴが多いにも関わらずサンゴの産卵狙いのダイビングというものがあまり行われていません(;^ω^)

日本だと沖縄で5.6月になるとそろそろですよーと話題になりますよね!

私も昔、パラオに来てから初めてのバケーションの時、西表島にサンゴの産卵狙いでダイビングへ行きましたが残念ながら見れませんでした(T ^ T)

自然のことなので確実に見れるわけではないというのがワクワクさせられますよね!

ちなみにその時は西表島の【ミスターサカナダイビングサービス】さんを利用させていただきました。クルコンでヘルプガイドをしていたミホさんがそこのガイドさんだったので遊びに行かせていただきました(^^)

西表島のサンゴの色とりどりさ、大きさ、全てに感動したのを覚えています。また行きたいなぁ〜(^^)

話がそれました。

えーと、サンゴの産卵を見に行ったんです。

あまりパラオでのサンゴの産卵について情報がなかったので水族館のスタッフさんに聞いてみました!

見れるだろうという情報としては

  • 4〜6月の満月前後の夜
  • 満月の前後4日間が産卵の可能性がある日。つまり8日間の幅があります
  • どのサンゴが産卵するのかは不明だけどどれかしらのサンゴは産卵している
  • とりあえず毎日張りついて観察するしかない

というところ(^◇^;)

実はボス、10数年前に一度セントカーディナルでサンゴの産卵を見ているのです!

その時は4月の満月だったようですが、今回は3月。どうかなー?と言いながら行ってみました。

夜、満月の月明かりに照らされながら出港して10分ほどで到着です。

入ってみると、当然ですが真っ暗です。ナイトダイビングは一年ぶりくらいだったので何気にちょっと緊張していた私。笑

真っ暗すぎて水底が見えてこないのに1人で不安を感じつつ潜降しました。笑

少ししたら砂地とサンゴが見えてきて一安心。ほっ。

早速辺りのサンゴたちの様子をチェックしましたが、どうやらまだの様子。サンゴは産卵する頃になるとポリプにバンドルというピンク色のビービー弾のような塊を抱えるんですが、バンドルはどのサンゴにも見当たらず…

珊瑚にはバンドルはまだない様子。

んー今日は違ったかぁ。

というわけで、サンゴの産卵は諦めてナイトダイビングを楽しむことに!笑

夜はエビカニ等の甲殻類、ナマコやヒトデ、ガンガゼ等、日中ほぼ動かない生物たちが動き出すのです!

日中は写真が撮りにくいような生き物も夜は動き回らないので撮りやすくなります。

エビカニ類は手をパタパタ動かしてカイアシ等のプランクトンたちを捕食します。この姿が踊っているようで可愛いんですよ〜!

珊瑚の隙間からカニさん
目がクリスタルみたい!
アケウス?君はアケウスなの?

ナマコは夜になるとニョロニョロと出てきて、放精放卵をしたりして活発に。男性はやたらなまこに食いつきます。(笑)

オオイカリナマコ。いったい何mあるの?ってくらい長い

日中泳ぎ回る魚は眠りにつくので、体色を暗めに変えています。

クラカオスズメダイ
暗めのツノダシ。

こうして敵から身を守っているのです。

夜、海の中は昼間と違う生き物が主役と化しています。

ウミシダは完全にオープン!
まるでゼンマイなウミシダ。

ちなみに4月の満月はバタバタとしていて観察しに行くことができませんでした。。

でも17日、水面にサンゴのスリックがあったのできっとどこかで産卵していたことでしょう(^^)

スリックとは、サンゴの卵や幼生が集まった帯状の固まりのことで産卵のあった翌朝は産卵後のバンドルが水面で漂っているのを見ることがあります。

いつか生でサンゴの産卵を見れるまでダイビングはやめられないなぁ。

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