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日本に帰ってきてからサステイナブルな暮らしについて考えることが多くなりました。
世の中にはとっても便利なものがたくさんあります。車、電車、新幹線に飛行機、移動手段は何でもあります。
そしてプラスチック製品に溢れた世界。野菜のパッケージ、肉や魚、卵のパックにラップ。洗剤の容器にスポンジ、歯ブラシにストローetc…
数え出したらキリがないほどにプラスチックで出来たものはとても手軽で便利なものなので私たちの生活には必要不可欠になっています。
とても便利な一方でプラスチック製品から出るのゴミの量、きちんと捨てられずに海に流れてしまったゴミ問題はとても深刻です。
例えばビニール袋やゴミ袋が海に流されると、ウミガメや海鳥、鯨などの生き物たちががクラゲと間違えて食べてしまうことがあります。
亡くなった彼らの胃袋を見るとプラスチックのゴミだらけだったということもわかっていてとても悲しい気持ちになります。
プラスチックは海の中ではボロボロになります。
私がパラオにいた時、定期的にダイビングショップのダイバーで集まり水中のゴミ清掃をしていました。
その時に目の当たりにしたのがプラスチックゴミの数です。分解されることがないので穴や亀裂に溜まってしまったゴミ。多かったものはストロー・ペットボトル・ビニール袋・歯ブラシ・ロープ、発泡スチロールもありました。
それらは取ろうとすると砕けてボロボロになり、全てを取り切ることはできませんでした。
そしてその作業中、顔がピリピリと痛くなりました。ゴミから色々な化学物質が出てしまっていたのではないかと感じました。
その痛みは【海の痛み】なのだと痛感しました。
それから、私は生活の中でできるだけ環境にやさしく、リサイクルできて長く使えるものを選ぶようになりました。
買い物に行く時はエコバッグ、野菜はビニール袋に入っていないものを選んでゴミを減らし、ペットボトルも極力買わずに家からタンブラーにお茶やお水を入れて出かけるようにしています。残った食べ物はタッパーに入れて保存したり、ラップもシリコンのものを使ってゴミが出ないように心がけています。
今はエコな商品がたくさんあるので生活に取り入れやすいなと思います。
洗濯の洗剤や食器洗いの洗剤も調べてみると化学物質の入っていない自然なものでできた製品がたくさんあります!
その中で昔の日本の生活様式はとてもエコな暮らしだったんだと気がつきました。
掃除は箒や晒しで、暑い時には団扇や簾を出し、洗い物はタワシやヘチマを使ったり。自然なものを使っていたことが素晴らしいと感じます。
日々私たちが生活していく中で出てしまうゴミを処理するのには膨大なエネルギーが必要で膨大な二酸化炭素を排出してしまいます。それにより地球は温暖化が進み、海の中の珊瑚たちが生きられず死んでしまいます。そうなると海の中の生物も食べ物がなくなり、生きられず、ゆくゆくは私たち人間にも影響が出るでしょう。
自分一人が地球環境のためにできることはとても小さなことかもしれませんが、一人でも多くの人が地球の未来のためにエコでサステイナブルな暮らしを心がけることができたら良いなと思っています。